広告のアセット機能はご存知でしょうか。
広告には、「アセット」という機能が付いています。
主に住所や電話、ロゴで機能を付けることが多いです。
今回はGoogle広告、Yahoo!広告それぞれの機能の種類だったり、選び方や詳しい説明をしていきます。

広告のアセット機能とは？

広告文の下に広告見出しや説明文だけでは伝えきれない情報を表示できる機能です。
電話番号や住所、サイトリンク、アイコンなどが主な例で検索結果ページでの広告の表示可能性や視認性を高めることができます。

アセット機能の種類

広告のアセット機能には様々な種類があります。
Google広告は全11種類、Yahoo!広告は全4種類です。
そこでGoogle広告とYahoo!広告の機能の違いなどを詳しく紹介していきます。

Google広告アセット機能

サイトリンクアセット

サイトリンク表示とは、サイト内にある特定のページのリンクを広告に追加で表示できる検索広告のアセット機能の1つです。
クリックするとリンク先として設定したページに直接遷移します。
そのため、ユーザーは広告から直接特定のページや製品にアクセスできるようになります。
Yahoo!広告では、クイックリンク表示と記載されておりますが、名称が異なるだけでどちらも同じような仕様のアセット機能です。

コールアウトアセット

広告テキストに短いフレーズを追加して、製品やサービスの特徴を強調するための機能です。広告の魅力を強調し、ユーザーの関心を引くことができます。
業種や商品に関わらず、広く使用できることが利点です。
また主な用途として、分かりやすく簡単に自社のサービスや商品の魅力を伝えることができ誘導につながります。

構造化スニペットアセット

広告に特定の製品やサービスのカテゴリーに関連する情報を追加する機能です。
構造化スニペット表示オプションを設定することで、ユーザーは商材についてより理解したうえでリスティング広告をクリックするかどうかの判断ができます。
コールアウト表示とよく似ていますが、構造化スニペット表示は「ヘッダー」と「値」に分かれているのが特徴です。

ヘッダーを設定できる項目

• おすすめのホテル
• コース
• サービス
• タイプ
• ブランド
• モデル
• 周辺地域
• 設備
• 到着地
• 番組

価格アセット

広告に製品やサービスの価格を表示させることができます。
ユーザーが製品やサービスの価格を広告上で確認できるため、購買意欲のあるユーザーの関心を引きつけやすくなります。
価格表示オプションでは、商品名、価格、説明文、遷移先URLが設定でき商品の個別ページに直接ユーザーを集客することも可能です。

画像アセット

広告にビジュアル要素を追加するための機能です。
広告に小さな画像を組み合わせることができ、より目を引く広告を作成できます。
使用する画像はLP（ランディングページの略。訪問者が最初にアクセスするページ）と合致する内容にしましょう。
重要なコンテンツを画像中央80％の範囲内に配置することが大切です。

電話番号アセット

広告に直接、電話番号を追加できる機能です。
主にスマホ端末で表示され、広告から直接連絡できるというメリットがあります。
電話番号アセットは、アカウント、キャンペーン、広告グループで設定可能で設定の階層によって表示が決定されます。
既存の広告に簡単に電話番号が表示でき、電話で問い合わせしたい人にアプローチができるでしょう。
通話可能なデバイスには通話ボタン、その他のデバイスではウェブサイトへのリンクが表示される点に注意が必要です。

住所アセット

広告に店舗の住所を表示する機能です。顧客に対して店舗までのアクセス情報を伝えることができ来店を促進します。
特に地域密着型の店舗やビジネスにとって有効です。
住所表示はビジネスプロフィールとリンクさせることで、さらに詳細な店舗情報を広告に含められます。
また、住所アセットはアカウント単位、キャンペーン単位、広告グループ単位で設定でき特定の広告にのみ店舗情報を表示させることもできます。

プロモーションアセット

広告にセールやプロモーション情報を追加し、訴求効果を高めることができる機能です。
特定のイベントやセール期間に関連する太字のラベルと最大2行のプロモーション詳細テキストで構成され、広告本体の下に目立つ形で表示されます。
また、フォーマットに沿って簡単にプロモーションの表示が可能です。
スマートフォン、PCともにプロモーション表示オプション部分をクリックが可能で、当該セールページ等、任意の遷移先を設定できます。
ユーザーを直接セールページに誘導できるため、コンバージョン（Web広告やWebサイトを閲覧したユーザーが、広告主が定めた最終目標に至ること）までの経路短縮も可能です。

アプリリンクアセット

アプリへのリンクを広告に表示する機能です。
広告からアプリへのアクセスも提供できるため、ユーザーにとって選択肢が広がります。
アプリセットを設定するためには、アプリがGooglePlayまたはAppleAppStoreで公開されていることとアプリのパッケージ名やアプリID、アプリストアのURLが必要です。
アプリ表示オプションは編集が可能であり、パフォーマンスのデータをリセットすることなく変更できます。アプリアセットは広告に1つのみ表示され、アプリごとやアプリストアごとに複数作成することが可能です。

リードフォームアセット

見込み顧客が企業の商品やサービスの詳細を簡単に取得できる機能です。
Google広告の表示オプションの中では、比較的マイナーな機能かもしれません。
ユーザーはGoogleアカウントにログインしていると、自動で連絡先情報が入力された状態でフォームにアクセスでき、「見積もり希望」や「今すぐ申し込む」などのアクションを1タップで完了できます。

販売者評価アセット

企業や販売者の評価スコア（星評価）を広告に表示する機能です。
検索結果の広告に星評価として表示されるため、消費者が企業やその提供する商品・サービスの品質を一目で把握できます。

販売者評価が広告に表示されるための条件は

• 過去12ヶ月間に100件以上のユニークレビュー
• 平均評価スコアが3.5星以上
• 検索広告またはショッピング広告に掲載

Yahoo!広告アセット機能

クイックリンクアセット

Google広告のサイトリンク表示オプションとほぼ同様です。
広告タイトルのリンクとは違うページへのリンクを設置できる機能です。
ユーザーのニーズに合ったページのURLを設置できるため、クリックされやすくなります。
クイックリンクオプションは、広告が検索結果の一番上に表示される状態であれば最大6件まで表示可能です。表示される順番も、ユーザーにクリックされやすいリンクから順に並べられます。

電話番号アセット

こちらは、Google広告の電話番号オプションと同じです。
「車のトラブルにすぐに対応してほしい」などといった、緊急を要するニーズに応えるサービスの広告で特に発揮します。

テキスト補足オプション

広告文に入りきらなかった情報や訴求内容を追加できます。
広告文の下に商品やサービスの魅力、メリットを追記でき、Google広告のコールアウト表示オプションと同等の機能を持つオプションです。
25文字まで入力可能で全角の文字は2文字で1カウントです。
半角英数字は1文字扱いで、括弧・句読点・ピリオド・パーセント・アンパサンド（＆）などの記号を原則1回使用できます。

カテゴリ補足アセット

広告の下に見出しとその内容文を追加できる機能です。
広告で訴求する商品に関わる見出しと説明するテキストを表示できるので、クリック率の向上にもつなげられます。
追加できるのはあくまで商品やサービスの特徴や概要のみで宣伝文句は追記できません。
こちらもGoogle広告の構造化スニペットアセット機能と同様の機能です。

アセット機能の目的別の最適な選び方

種類が多く、どの広告のアセット機能を設定すればよいか分からないという方の為に今回、アセット機能の簡単な概要と最適な選び方をご紹介いたします。

サイトリンクアセット

リンクさせたい各ページに誘導できます。
様々なコースがあったり複数の商材を展開している企業におすすめの機能です。

住所アセット

店舗などの住所表示ができます。
居酒屋、飲食店、歯医者などの来店促進型やアパレルショップ、ケータイショップなどの店舗購入など様々なサービスのところに最適な機能です。

アフィリエイト住所アセット

最寄りの店舗をユーザーに知らせます。
小売店を通じて商品を販売しているメーカーに最適な機能です。

コールアウトアセット

商材に関する詳しい情報を表示できます。
このアセット機能は全商材適用機能のためおすすめです。

構造化スニペットアセット

商品の分類などを追加できる機能です。
こちらは複数の商材を展開している企業に最適な機能になります。

価格アセット

カテゴリ別の価格を表示します。
ホテルやECサイトなどがおすすめです。

アプリリンクアセット

アプリへのダウンロードページへ遷移できます。
アプリ運営をしている会社に最適です。

プロモーションアセット

期間限定情報を追加できます。
アパレル業界など季節商品を扱う企業におすすめです。

電話番号アセット

電話番号を追加できます。
水回りトラブル、故障などの緊急性のあるビジネスや飲食店、サロンなどの電話で予約を促進しているサービスなどに最適です。

販売者評価アセット

利用者の評価を掲載できます。
飲食店やBtoC、ECサイトに最適です。

画像アセット

広告文に画像を追加できます。
こちらは全商品可能なので、どの業種でもおすすめです。

まとめ

アセット機能には様々な種類があり、どれも使いこなすととても効果が出やすいものです。
沢山の機能がありますが、「結果何を使用すればいいかわからない」という方は、サイトリンク・住所・電話番号・画像が主な機能になりますので一度お使いになられてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。