自分でできるMEO対策のやり方~初心者でも今日からできる実践ガイド~

「MEO対策」という言葉を聞いたことはありますか?最近では、Google検索やGoogleマップからの集客が非常に重要視されており、特に店舗型ビジネスにとってMEOは欠かせない施策です。
また、MEO対策は自分でもでき、基本的な操作だけでも十分に効果を感じられるケースも多く、コストをかけずに始められるのが魅力です。
この記事では、初心者でも簡単にできるMEO対策のやり方を解説します。これからMEO対策を始めたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
MEO対策とは?
MEO(マップエンジン最適化)対策とは、Googleマップに自社の店舗情報を上位表示させるための施策です。MEO対策を行うことで、近隣エリアでサービスを探している見込み客に対して、効率よくアプローチできるようになります。実際、スマホで検索を行うユーザーの約80%がGoogleマップを利用しているというデータもあり、店舗ビジネスではもはや必須の施策といえるでしょう。
SEOと似ていますが、MEOは「地域+業種」の検索に特化しているのが特徴です。費用をかけずに始められ、自分で管理できるのもメリットです。ビジネスプロフィールの情報整備、写真投稿、口コミ対応などやるべきことはシンプルなので、初心者でも十分に効果を出せます。
MEO対策を始める前に準備すること
MEO対策を効果的に行うには、事前の準備がとても重要です。正確な情報を整えることで、Googleからの評価が高まり、検索結果の上位に表示されやすくなります。以下の3つのポイントをおさえておきましょう。
①Googleビジネスプロフィールへの登録
まずは、Googleビジネスプロフィールに登録しましょう。無料で利用できるGoogle公式の店舗情報管理ツールで、MEO対策の土台となります。登録にはGoogleアカウントが必要で、住所・電話番号・業種などを正確に入力することが求められます。
Googleビジネスプロフィール登録方法は下記画像をタップ↓
②NAP情報の統一
NAPとは「店名」「住所」「電話番号」の略で、この3つの情報はWeb上で一貫していることが重要です。たとえば、Googleビジネスプロフィールと自社サイト、SNSで住所の表記が違っていると、検索エンジンからの信頼性が下がる可能性があります。
NAPとは:店名「Name」、住所「Address」、電話番号「Phone Number」の略
③カテゴリ・サービス・営業時間の設定
登録時に選ぶカテゴリ(業種)や提供サービスの説明、営業時間の設定も非常に大切です。間違ったカテゴリを選ぶと、意図しない検索結果に表示されてしまう恐れがあります。可能であれば、実際のユーザーが検索するキーワードに近いカテゴリを選びましょう。
自分でできるMEO対策
MEO対策は、自分でコツコツ取り組むことで十分な効果を得られます。特に、Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能は無料で使えて、操作も非常に簡単です。情報の発信頻度や内容の質によって、検索順位やユーザーからの信頼度に差が出てくるため、継続的な運用がカギとなります。
投稿の手順
MEO対策において、Googleビジネスプロフィールの投稿機能を活用することは非常に有効です。情報の鮮度を保ち、ユーザーに信頼感を与えると同時に、検索順位にも好影響を与える可能性があります。以下の手順で、初心者でも簡単に投稿が行えます。
スマートフォン版
①Googleビジネスプロフィールのアプリをインストール&ログイン
まず「Googleマップ」公式アプリをインストールします。Googleアカウントでログイン後、管理しているビジネスを選択します。
②ホーム画面から「投稿」をタップ
アプリの下メニューまたは中央にある「投稿」や「最新情報を追加」ボタンをタップします。
③投稿文を入力(地域+サービス名がポイント)
例:「〇〇市の整体院です。今週は空きがあります!ご予約はお早めに」など、検索されやすいキーワード(地域名+業種)を自然に入れましょう。
④写真や画像を追加
カメラロールやその場で撮影した画像を追加できます。店舗の外観・施術中の様子・スタッフの写真などが効果的です。
④「操作ボタンを追加」で行動ボタンを設定
「詳細」「予約」「今すぐ電話」などの行動ボタンを付けられます。スマホの操作でも数タップで完了します。
⑤内容を確認して「公開」ボタンをタップ
入力内容をチェックしたら「公開」ボタンを押せば即時反映されます。投稿は7日程度で非表示になるため、週1投稿が理想的です。
PC版
①Googleビジネスプロフィールにログインし、管理画面を開く
まずは、Googleビジネスプロフィールにアクセスし、自分のビジネス用Googleアカウントでログインします。ログイン後、管理画面(ダッシュボード)から対象となる店舗・事業所を選択してください。この画面では、投稿・写真・レビュー・インサイト(分析)などの管理ができます。
②メニューから「投稿」を選び、投稿の種類を選択する
管理画面左のメニューにある「投稿」または「最新情報」ボタンをクリックします。
投稿には以下のような種類があります。
・最新情報:日常のお知らせや営業時間変更、新サービスの案内など
・イベント:期間が決まっているイベント(例:セール、内覧会など)
・特典:クーポンや期間限定サービスなどを紹介
・商品:提供している商品やメニューを紹介する場合に最適
内容に合った種類を選ぶことで、ユーザーに分かりやすく表示されます。
③本文には「地域名+サービス名」などのキーワードを含め、200文字~500文字程度で記載する
投稿文の作成では、検索対策として「地域名+業種・サービス名」を自然に含めましょう。たとえば「新宿のパーソナルジムです。6月限定で無料体験実施中!」のように、検索されやすいフレーズを意識するのがポイントです。文字数は200〜500文字程度が目安で、要点を簡潔に伝えることが大切です。
④写真や画像を追加して視認性を高める
投稿には1枚以上の写真や画像を追加することを推奨します。外観や内観、サービス中の様子など、ユーザーが安心感を持てる素材が好まれます。特にスマホでは画像付きの投稿の方がタップ率(CTR)が高い傾向があります。
⑤「予約」「詳細を確認」などの行動ボタンを設定する
投稿には任意で「詳細」「予約」「今すぐ電話」などの行動ボタンを設置できます。
これにより、投稿を見たユーザーを次のリアクションに誘導できます。
⑥内容を確認し「投稿」をクリック
すべての入力が完了したら、投稿内容を再確認し「投稿」ボタンを押します。これで投稿がGoogle検索・Googleマップ上に即時反映されます。
投稿時のポイント
Googleビジネスプロフィール投稿は、検索順位だけでなくユーザーの信頼獲得にもつながる重要な要素です。ただ投稿するだけでなく、内容や見せ方に工夫を加えることで、より高い集客効果が期待できます。ここでは、投稿時に意識すべき具体的なポイントを4つに分けてご紹介します。
①「地域名+サービス名」を必ず入れる
MEO対策では、ローカルキーワードの挿入が効果的です。たとえば「○○市の美容室○○です」や「△△駅近くの整体院」など、検索されやすい地名+業種の組み合わせを自然に文中に含めましょう。Googleのアルゴリズムが店舗の場所や業種をより理解できるようになります。
②画像は必ず入れる(特に横長推奨)
投稿に画像を添えることで、ユーザーの目に留まりやすくなり、クリック率が向上します。特にスマートフォンの表示では、画像のある投稿のほうが最大2倍以上タップされやすいというデータもあります。店舗外観・商品・施術風景など、安心感のある写真を活用しましょう。
③ユーザ-が行動しやすい内容にする
投稿はただのお知らせではなく、行動を促す場です。たとえば「○○までにご予約いただくと特典あり」「今週の空き状況はこちら」など、次の行動につながる具体的な文言を入れましょう。可能であれば「予約」や「詳細を確認」などのCTAボタンも設置するのがおすすめです。
④定期的に更新する(最低週1回)
投稿の有効表示期間は7日間とされており、更新しないと情報が埋もれていきます。特別なイベントがなくても、季節の話題、営業日の案内、スタッフ紹介など、日常的なネタでも十分投稿材料になります。特に継続性はGoogleの評価にも影響するため、週1回以上の投稿を目安にしましょう。
やってはいけないNG行動
MEO対策は正しく取り組めば地域検索での上位表示につながり、店舗集客を大きく伸ばすことができる施策です。実際「地域名+業種」で検索をして来店につながるユーザーは購買意欲が高いことが多く、売上への貢献度も高くなります。
しかしその一方で、間違ったやり方やガイドライン違反をしてしまうと、検索順位が下がるどころかGoogleからの警告やアカウント停止といったペナルティを受けるリスクも存在します。特に自分で対策を進めている方は「知らなかった」が命取りになるケースもあるため注意が必要です。
①ビジネス情報の重複登録や虚偽の記載
Googleマップ上で同じ店舗が複数登録されていたり、実際に存在しない架空の住所や虚偽の電話番号を記載することは、Googleのガイドラインに明確に違反する行為です。一見「目立つため」「地域ごとに登録したほうが有利」と思うかもしれませんが、こうした操作は情報の信頼性を損ねる原因になり、最終的には検索順位が大きく下がることになります。
また、閉業している店舗をそのまま放置したり、別のビジネス名で同じ店舗を再登録するといった行為も、重複扱いとされる場合があります。Googleは1つの実店舗につき1つのビジネスプロフィールを原則としており、違反があった場合は情報が非常示にされることもあるため要注意です。
②意味のない投稿の連投・キーワード詰め込み
MEOにおいて投稿機能を使うことは重要ですが、その投稿内容がスパムのようなものになってしまっては逆効果です。特に、意味のない投稿を毎日自動で連投する、あるいは不自然に近いキーワードを詰め込むと、Googleから「低品質な情報」とみなされることがあります。
Googleは「ユーザーの役に立つ情報」を高く評価するため、投稿内容は実際のサービス内容やイベント、予約状況など、実用的で具体的な情報にすることが大切です。更新頻度よりも「読む価値のある情報かどうか」が優先されます。
③ネガティブな口コミへの放置や攻撃的な返信
どれだけ良いサービスを提供していても、悪い口コミ(★1〜2)を受けることは避けられません。このとき、無視したり感情的に返信してしまうと、他のユーザーからの印象が一気に悪化する可能性があります。
Googleは店舗とユーザーのコミュニケーションを重視しており、口コミへの丁寧な返信も評価対象のひとつです。低評価コメントに対しても「ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません」など、誠意ある返信をすることで、店舗の信頼性や姿勢の良さが伝わります。
④営業時間や定休日の放置(実際と異なるまま)
Googleマップで店舗を検索するユーザーは「今営業しているかどうか」を即座にチェックする傾向が強いです。たとえば「現在営業中」「閉店」といった表示は、来店判断に直結します。にもかかわらず、古い営業時間や定休日情報をそのままにしていると、ユーザーに誤解を与える可能性があります。
さらに、祝日・年末年始・臨時休業などの特別営業時間を設定していないと、Google側で勝手に「不明」「閉業の可能性あり」と表示されることもあり、検索順位にも悪影響を与えます。
最低でも月1回は営業時間を確認し、繁忙期・閑散期には柔軟に調整することがおすすめです。
⑤放置・未更新のプロフィール
Googleビジネスプロフィールを作成しただけで、写真の追加もレビューへの返信もせずに放置していると、Googleから「このビジネスは非アクティブである」と見なされる可能性があります。
また、ユーザーの視点でも「最後の投稿が1年前」「店内の写真が1枚もない」といった状態は、営業していない・管理が甘いという印象を与え、信頼を損ないます。Googleは、新しい・信頼性の高い・ユーザーとのやりとりが活発なプロフィールを優先的に表示する傾向があり、「更新頻度がそのまま検索評価につながる」と言っても過言ではありません。
具体的には、
・週1回の投稿
・月1回の写真更新
・口コミへの定期的な返信
これらを意識的に継続するだけでも、検索上位を維持しやすくなり、ユーザーからの印象も格段に良くなります。
まとめ
MEO対策は、Googleビジネスプロフィールを活用すれば自分で簡単に始められる無料の集客施策です。正確な情報の整備と継続的な投稿により、検索順位やユーザーからの信頼性が向上します。
一方で、NG行動を避け、ガイドラインに沿った運用が不可欠です。地道な積み重ねが、地域で選ばれる店舗づくりにつながります。ぜひこの記事を参考に、MEO対策を実践してみましょう。
また、弊社株式会社コアシーケンスでもMEO対策など様々な広告運用が可能ですのでぜひ、お問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。